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ブラジルW杯、現地で観戦の予定は
W中の次回更新は難しいかもしれません。
それでは。樹刑

僕は『樹刑』という森鬼の極刑に処せられる所だったみたいです。

平謝りの森鬼連中が僕に明かしたのは、今夜行われる予定だった処刑のこと。

幻想的な舞踏と歌(いや本当に一見の価値ありだった)、それに酒で前後不覚になった相手を捕縛し、刑を執行してきたのだとか。負けて尚相手を執拗に仕留めようとするとは恐ろしい。

……やばいな、全然気付いて無かったよ自分。靴 アディダス

極刑と言えば死刑とか死ぬまで無期懲役なんかを想像しちゃうけど、彼らの極刑はソレではないようだった。

「ほう!あの刑がいつの間にか蘇っておるとは。お主らも中々どうして、やるものだの」

巴は知っていたけど意外な、という様子で樹刑という聞き慣れない刑罰の名に驚いていた。最早失われた刑だと思っていたのだと後に教えてくれた。

僕はさっぱりと諦めてしまっていたんだけど、ヒューマンさんも全員が全員さくさく殺されてしまったのではないらしく中には戦闘を切り抜けて(辛勝して)この村にまで辿り着いた実力者もいたようだ。

ああ、もう駄目だったんだな。そんな風に勝手に見切りをつけて、大して自らの手で調査もせず澪に任せきりにしてしまった自分が情けない。

例えるなら、SLGやRPGにおいて初見だというのに偵察さえ行わずに俺TUEEとか言って突っ込んでやられてしまうような。ゲームはリセットできるから「ちっくしょー!」で済むけど。

何名かのヒューマンが牢にいたとか。

本当に失策だった。

翌朝、刑場へと案内された僕は非情で恐ろしい森鬼の刑を知った。

あいつら、僕の使った魔力食い散らかしの闇をよくもおぞましいだとか言えたもんですよ。

ついでに、ヒューマンが命名したわけでは無いと思うけど、彼らの『森鬼』なんていう名前に妙に納得してしまった。

ここに来るまでの僕の考えでは。

彼らの生き方は、林業を営む森の守り手、といった印象を受けるものだった。樵(きこり)にして狩人、ついでに鳶職も混ざるかな。正直、精霊や植物の声が聞こえてたのを放棄したっていう過去の経緯がわからないくらい。

僕には森と生きるエルフのイメージそのものな生活に見えたから。

甘かった。

林業という言葉は正に彼らを示すものと言えた。何せ彼らは樹木を始めとする植物、その全体ともいえる森林を”管理する対象”として考えていた。信仰や親交の対象じゃない。

声が聞こえる、意思が通じる、話が出来る。

どれも、むしろ彼らには悪影響だ。

食肉用の経済動物や、農場で栽培される野菜と意志を交わしたり話ができること。それが従事する人に有益かっていうと……。

少なくとも僕には無理だ。耐えられない。

さらにこの、樹刑だ。とてもじゃないが僕には森守とかエルフのイメージは湧かないよ。

眼前に広がる大量の樹木から成る林。アディダス ゴルフ アウトレット

森、と言わないのには理由がある。それぞれの生えている場所は一定以上の間隔があり、教科書やテレビで見た植林された人工林を想起させたから。

さらに全てがある程度以上生育している。途中で痩せた樹も無ければ折れた樹も無い。

そして木々の下。植えられた場所もおかしい。

普通なら他の草や枯葉、木々が育ち広がっていく過程で土壌に存在していくであろう様々な証拠が無い。

僕が歩いてきた荒野そのままの大地だ。

「これが、樹刑ですか」

思わず言葉が丁寧なものになる。

「これが、全部……」

僕の衝撃に対して巴や澪はそれ程ショックを覚えていないようだった。巴は既知のようだったからともかく、澪もこうであるとは。基本
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